日本ではしばしば「広告」と勘違いされがちですが、「PR」とは、企業や組織がステークホルダー（企業に関係する人たち）と良好な関係を築くための活動のことをいいます。
「広告」がメディアの枠を買い、企業が世の中に向けて直接的なメッセージで情報発信するのに対し、「PR」は自社での情報発信によりメディアからの取材を獲得して第3者の目で客観的に情報を発信してもらったり、ステークホルダーの方々に自社の活動内容を理解してもらうためのコミュニケーションを行います。

テレビや新聞、雑誌、専門誌、SNS、クチコミサイト、インフルエンサー、専門家などの「第3者」として影響力のある方々へアプローチをし、ご興味をもっていただくことでその先にいるステークホルダーの方々へと情報を届けたり、実際の行動につなげる為の●●誘発を行う活動すべてが含まれます。
PRの担当者は、より多くの方々からの興味・関心を持っていただき、行動へと移していただくために、ターゲットを明確にし、「行動」へとつながるシナリオ（導線）を描けるだけの想像力、企画力、社会情勢や流行などを察知できるアンテナ力などが求められます。