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検索エンジン大手2社、GoogleとYahooの歴史的背景

RHYTHM読者のみなさん、いつもこのコラムを読んでくれてありがとうございます。


前回、前前回と、検索エンジンとSEOとの関わりについて書いてみました。

SEOは、いかに検索エンジンの検索対象になるかという全体的な考え方ですが、GoogleやYahooを代表とする最近の検索エンジンは、Webサイトの記述や内容だけではなく、Webサイトの質も評価するようになっています。

特に、
Googleは、大手検索エンジンの中でも、早い段階からWebサイトの質という部分に焦点を当てていました。

その代表的な例が、GoogleのPageRankだと言えるでしょう。

今回、PageRankのお話をする前に、まずは検索エンジンにおけるGoogleとYahooの関係について書いてみようと思います。



そもそもGoogleは、スタンフォード大学大学院の学生2人が在学中に作った検索エンジンなのですが、Googleのサービスが開始された1998年当時の検索エンジンといえば、なんといってもYahooのディレクトリ型検索がダンゼンに主流でした。

しかし、Googleは、サービス開始から一気に知名度を上げる事になります。
検索エンジン+ポータルというスタイルで、沢山の情報を集約するYahooとは対象に、広告も記事もないシンプルな画面構成+高度な高速検索技術を持ち合わせたGoogleは、一気にクチコミで検索エンジンとしての地位を築き上げていったのです。

特に、Googleの検索結果の的確さが、コンピューター技術者や、専門家、インターネットパワーユーザーの間で話題となった事が、Googleの地位を確立するためのトリガーになったのですが、その重要な技術の一つがPageRankという考え方でした。


その結果、当時検索エンジン最大手のYahooも、Googleとの提携を行います。

ディレクトリ検索エンジンのYahooは、Yahooディレクトリに登録されていないサイトを検索結果に表示するための手法として、デフォルトエンジンをロボット検索にしていたのですが、2000年には、デフォルトエンジンの提携をInktomiからGoogleに切り替えています。

ちなみに日本では、Google日本語版が2000年に正式スタートしたのですが、2000年当時にBIGLOBEがGoogleと提携、2001年にはYahoo Japan、@NIFTY、Sony、Excite、が次々に提携しています。




ちょっと話が逸れてしまいますが、このデフォルトエンジンに関する面白いエピソードがあります。

前々回のコラムでも触れましたが、当時Webサイトを運営しているウェブマスターにとって、Yahooへの登録というのは最初にして最大の難関でした。

当時よく耳にしたのが、Yahoo検索で表示されたのをYahooディレクトリに登録されたと勘違いしている人の話でした。
本人にとっては可哀想なのですが、Yahoo検索で検索結果に表示されたからといって、そのサイトがYahooディレクトリに登録されている訳ではありません。

新人ウェブマスターの誰もが経験する『ぬか喜び』です(笑)

その検索結果に表示されていたのが、デフォルトエンジン=Googleだったんですね。
今考えると信じられないかもしれませんが、2004年にYahooのデフォルトエンジンがGoogleからYST(Yahoo! Search Technology)に切り替わるまでは、Yahooの検索結果には必ず『Powered by Google』の表記があったんです。


皮肉にも、この2000年に起きたYahooのデフォルトサーチでのGoogle採用が、その後、GoogleをYahooを脅かす存在へと急成長させる事になるのです。



2000年当時、Yahooの主力ビジネスはポータルサービスであり、検索エンジンはその中のサービスの中の小さな1つだと捉えていたようです。
なので、当時のYahooは検索エンジンについては、自社開発よりも他社提携により親和性を高める方向で取り組んでいたのだと思います。


しかし、その後の状況で、YahooはOvertureとの提携による広告ビジネスで大成功し、検索エンジン自体のビジネス基盤が大きくなるにつれ、インターネットユーザーにおけるポータルの位置づけも変化してくる事になります。
ユーザーにとって、Webサイトへの訪問=検索という感じで、インターネット上で情報を探す時には、まず検索エンジンで検索するという事が定番化してきたからです。


そして、ここでYahooとGoogleの提携関係に問題が生じてきます。

どういう事かというと、Googleが急速に検索エンジンとしての地位を確立していくにつれ、GoogleのトラフィックがYahooを上回るようになってきた事により、ポータルとしてのYahooの地位も危うくなってきたからです。


インターネット成長期において、消費者は探したいサービスや商品がある場合、該当するサービスや商品を扱っている会社のサイトを雑誌やポータルサイトで探し、、直接そのサイトにアクセスしていました。

しかし、最近Web2.0が話題になっているように、インターネットで成功した企業の大半はコミュニケーション型Webサービスの提供を行おり、消費者の思考もよりコミュニケーション型になったおかげで、消費者は徐々にそのサービスや商品に関連する情報をインターネットで調べるようになりました。

例えば、価格なんかが良い例だと思います。
あなたも、なにか商品を検討する場合、まずはその商品に関する評価や価格なんかを調べてから購入を検討しますよね!



そういう訳で、Yahooはビジネスにおける検索エンジンの可能性を十分に感じ取り、デフォルトエンジンをGoogleとの提携から自社開発に切り替える事を考えます。


しかし、それまでロボット検索の技術を他社との提携によって補っていたYahooにとって、その時点から一から検索技術の開発に取り掛かってもGoogleに勝てる術はなく、Inktomi、altavista、AlltheWeb、Overtureの4社を買収する事によって、自社エンジンの開発を急速に行う事に取り掛かりました。

これにより、Yahooは、ビジネス基盤となりうる『検索エンジン』の技術と『広告エンジン』の技術を両方手にいれる事になります。


そして登場したのがYST(Yahoo! Search Technology)です。

現在は、日本においてもYahoo Japanがデフォルト検索をYSTに切り替えており、検索技術においてGoogleとYahooの差はほとんどないと言われています。


さて、今日のWebマスターにとっては、従来のようにYahooディレクトリへの登録よりもロボット検索対策のSEOを重視する傾向にあるようです。
ディレクトリ検索に登録されるSEO効果はもちろん高いのですが、それよりもサイトの作り自体でSEO対策をする方が手っ取り早いからです。

事業者にとっては、また少し違った傾向も見られます。
自社のWebサイトへのアクセスを増やす事で売り上げの増加を図るのであれば、Web集客を行うためのツールとして色々な有料サービスがありますので、Yahooディレクトリに登録やSEO対策をする必要がなくなってきているのです。


これからも、インターネットにおける技術やサービスはどんどん加速化することが予測できますが、そのような技術発展の過渡期にある現在は、ある意味チャンスがそこらじゅうに転がっている状況なのかもしれません。

私は立場上、検索エンジンの会社やSEOの会社の方とお話する機会も多いのですが、まだまだ誰も気づいていない、強力なサービスが沢山存在するんですよね。

もし、あなたがWebサイトやブログの運営を行っているのであれば、是非、色々と調べてみたり、詳しい人に相談してみる事をお奨めします。


さて、今回はPageRankの話をとっかかりとしてGoogleとYahooの歴史について簡単に書いてみましたが、次回はPageRankについての特色や対策などを書いてみますね。



最近、RHYTHMのコラムへの感想や質問を頂く事が多いですが、コラムを読んでやってみた結果など報告して頂けると嬉しいです。
もちろん、質問なども大歓迎ですよ!


前回の記事を読んで、いくつかの会社から問い合わせがありましたが、全ての問い合わせがWeb集客に困っているという内容でした。
せっかく良いサービスを持っているのに、なぜか集客に困っているという会社やお店が結構多いんですよね。

問い合わせの一つに、誰が聞いても興味を持つようなサービスがあったので、クチコミ効果による見込み客獲得の方法を試してみることにしました。

短期でしたが、かなりの結果が得られたと喜んで頂けました。

みなさんも、集客にお困りであれば、気軽にお声がけ下さいね。


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