最近、『クチコミ』というキーワードをうたっているコンサルティング会社や、広告会社が増えてきたように思います。
おそらく超有名マーケッターの影響だと思いますが、昨年、一昨年くらいから、本屋さんにもクチコミという言葉を使った書籍がたくさん並びだしています。
『SNSを使ったクチコミ戦略』『ブログを使ったクチコミ戦略』に関するノウハウを商材やセミナーで売っている人もたくさんいます。
そんな私も、コンサルティングの現場や講演会などでは、クチコミというキーワードを出す機会が多い一人でもあります。
では、ここで質問なのですが、システム的にクチコミを生み出す仕組みを作ることは、果たして可能なのでしょうか?
私は、限りなく難しいのではないかと思っています。
じゃあ、あなたはどうしているの??
そんな言葉が聞こえてきそうですが、『クチコミ』というのは本来、このような定義があるものだと思います。
・一般的にはあまり知られていない貴重な情報
・思わず『なにそれ?』と聞き返してしまうようなびっくり情報
・心の底から感動したストーリー
そして、それらの情報を得た人たちの中で、『誰かに話したくてしかたがない』という感情が起こり、その感情が人から人に連鎖していくのがクチコミなのだと思います。
確かに、そのクチコミをシステム的に起こすための手法というのは存在するのですが、それが元で、悪評につながってしまったり、信頼をなくしてしまっている会社が存在するのもまた事実です。
具体的にいうと、クチコミというのは人間の感情が作り出すものであり、本来は自然発生的に起こるものだと思います。しかし、それを人為的・作為的に作り出そうとした時点で、きわめて情報操作に近い仕組みが必要になります。
自分が得た貴重な情報が、実は情報操作によるものだったというとどうでしょうか?
あまり良い気持ちはしないですよね。
実際には、『PR会社』『広告会社』『マーケティング会社』などの役割は、まだ世に知られていない製品やサービスなどをプロモーションすることですから、それらのプロセスの中で、結果としてクチコミにつながるケースは多々あるのですが、それには前提として商品やサービスの魅力がありきの話であって、情報発信の手法だけでクチコミを起こそうとすると、いかに情報をアウトプットするか、その方法や手段が重要となり、結果として不自然になってしまうのではないでしょうか。
『情報の提供』と『情報の押し売り』は大違いですが、どうも、情報の押し売りを連鎖することがクチコミのきっかけとなると勘違いしている人が多すぎるのではないか?と感じる機会が多くあるのが本音です。
それでは、私が行っているクチコミの仕組みはというと、それは、クチコミを作り出すために、情報発信の手法や手段を追及するのではなくて、『思わず人に話したくなる仕掛け』そのものを作ることを追求しています。
『思わず人に話したくなる仕掛け』という言葉の裏には、先にふれたような人の感情を動かす何かが必要なわけですから、その仕掛けを追求することは、結果として沢山の人が必要としている仕組みを構築するということにつながります。
その仕組みというのは、『商品やサービス自体のクオリティー』かもしれませんし、『その商品やサービスの付加価値』かもしれません。もしかすると、『商品やサービスの魅せ方』なのかもしれません。
その時々の時流(タイミング)や、対象となるものの性質によって、いろいろなパターンがあるのですが、結果的に共通しているのは、『顧客満足』や『社会貢献』につながる何かを作り上げる必要があるということです。
今日、こんなことがありました。
私がブランディングをお手伝いしているクライアント先での出来事なのですが、そのクライアントでは、あるキーワードに関連するホームページの運営者に対して、ダイレクトメールを流す準備をしています。
ダイレクトメールの内容はというと、そのクライアントの新しいサービスのご案内なのですが、もうすでに、そのサービス自体のクオリティーは、最大限に高められており、あとは魅力的なダイレクトメールを沢山のホームページ運営者に見てもらえば、相当数の人が興味を持つだろうという前提で準備を進めています。
今回は、すでに持っている顧客リストが対象ではなくて、インターネット上から選定した数千のホームページ運営者が対象になりますので、完全に新規顧客です。
現時点では、対象となるホームページのURLだけはリスト化されているのですが、実際に運営者にメールを出すには、ホームページの中からメールアドレスや問い合わせフォームを見つけ出さなければなりませんので、なかなか簡単な作業ではありません。
さて、前振りが長くなってしまいましたが、今日あったこととはこんなことです。
クライアント先のシステム担当の方によると、ホームページやブログのURLを登録しておけば、自動的にメールアドレスや問い合わせフォームを見つけ出して、運営者にメールを送るソフトがあるというのです。
その方が以前働いていた会社で、そのようなソフトを開発しているので、そのソフトを使ってみたら、ダイレクトメールの送付が簡単なのではないかということでした。
最近は便利なツールがあるのですね。
ソフトの存在自体には感心したのですが、今回の作業でそのソフトを利用するのは却下させていただきました。
クライアント先の担当のみなさんにとっては、大変な作業になりますが、一通一通手作業で送ることをお勧めしました。
理由はというと至極簡単なのですが、『今まで面識のない人』にこれからメールを出そうとしている時に、自動ソフトを使ってメールを送ると、それだけでメールを読んでいただける機会を逃してしまうということです。
もちろん、最近のソフトは良く出来ていますので、文面なども自然に近い形で送ることは出来ると思うのですが、相手は『ホームページ運営者』という点で、おそらく彼らはそのようなメールやお問い合わせを受け取る機会が多いことが予想されます。
言い換えれば、ダイレクトメールに慣れているということです。
私なども、毎日たくさんのメールをいただく機会が多いのですが、タイトルと最初の3行を読んだだけで、それが自動的に配信されたものなのか、個別に書かれた文章なのかを判断することが出来ます。
基本的に自動配信だと感じた場合、読む前から興味をなくしてしまうことが多いです。
もちろん、私自身も案件によっては、メール自動配信ソフトを使うこともあるのですが、その場合にも、文面の構成には十分に注意をして、読んだ方が興味を持ってもらえるように考慮させていただいております。それに加えて、100%自動に頼らずに、受け取る方一人一人に合わせて内容をカスタマイズしていますので、自動配信といっても、配信方法が自動なだけで、内容自体は個別に書いたのと近い内容になっています。
今回のケースでは、メールを送る相手は、完全に面識のない方で、ダイレクトメールにある程度なれている方なので、返信してもらう率を高めるためには、まずは自分に興味を持ってもらう必要があります。
多くの人が陥りがちなミスとして、良いサービスだから誰でも興味を持ってもらえるのではないかという勘違いがあります。
しかし、自分自身に興味を持っていない人に、それを伝えるのは容易なことではありません。
『相手は自分に興味がない』『相手は自分のことを信じない』ということを前提に文面なども考えていく必要があります。
そのような理由で、私がクライアントに提案したのは以下の内容を含めて短めにメールを出すということでした。
・ ホームページの内容で興味があった部分に触れる
・ もし運営者のプロフィールなどが載っていれば、そのプロフィールについて触れる
・ 今回提案したいテーマを少しだけ織り交ぜて自分のことをさらっと書く
今回は、文字数の関係上、あまり詳しく触れられませんが、実際にはそれぞれの文の文字数やメール文面の中での配置、接続詞とかキーワードなど、もっと複雑な要素を織り交ぜた上で綿密に文章を構成しています。
初めてのメールでは、なるべく売り込みはせず、まずは自分自身に興味を持ってもらえるようにしましょう。
自分に興味を持ってもらえたなら、相手は話を聞く体制が出来ていますので、そこから少しずつ信頼関係を築きながら、提案を織り交ぜていくことで反応は大きく違ってきます。
クチコミの話から、ダイレクトメールの話に発展してしまいましたが、私が伝えたかったことは『クチコミ』にしても『ダイレクトメール』にしても、人々が持つ『感情』が大きな影響力を持っているということです。
今回は『クチコミ』と『ダイレクトメール』について触れましたが、多くの場合の営業やセールス、プロモーションなどでも、『感情』というキーワードを意識することで、結果は大きく変わってきます。
『面接』をはじめ、初対面の人と会うときにも、相手の持つ印象=感情によって、自分の評価は大きく変わるのではないでしょうか。
もっと言ってしまえば、これは日常生活におけるあらゆるシーンで関わりがあるのではないでしょうか。
初対面が肝心という言葉がありますが、本当にそのとおりだと思います。
そのあたりの意識をちょっとだけ変えることで、いま以上に生活が楽しくなるとしたらどうでしょう?(笑)
おそらく超有名マーケッターの影響だと思いますが、昨年、一昨年くらいから、本屋さんにもクチコミという言葉を使った書籍がたくさん並びだしています。
『SNSを使ったクチコミ戦略』『ブログを使ったクチコミ戦略』に関するノウハウを商材やセミナーで売っている人もたくさんいます。
そんな私も、コンサルティングの現場や講演会などでは、クチコミというキーワードを出す機会が多い一人でもあります。
では、ここで質問なのですが、システム的にクチコミを生み出す仕組みを作ることは、果たして可能なのでしょうか?
私は、限りなく難しいのではないかと思っています。
じゃあ、あなたはどうしているの??
そんな言葉が聞こえてきそうですが、『クチコミ』というのは本来、このような定義があるものだと思います。
・一般的にはあまり知られていない貴重な情報
・思わず『なにそれ?』と聞き返してしまうようなびっくり情報
・心の底から感動したストーリー
そして、それらの情報を得た人たちの中で、『誰かに話したくてしかたがない』という感情が起こり、その感情が人から人に連鎖していくのがクチコミなのだと思います。
確かに、そのクチコミをシステム的に起こすための手法というのは存在するのですが、それが元で、悪評につながってしまったり、信頼をなくしてしまっている会社が存在するのもまた事実です。
具体的にいうと、クチコミというのは人間の感情が作り出すものであり、本来は自然発生的に起こるものだと思います。しかし、それを人為的・作為的に作り出そうとした時点で、きわめて情報操作に近い仕組みが必要になります。
自分が得た貴重な情報が、実は情報操作によるものだったというとどうでしょうか?
あまり良い気持ちはしないですよね。
実際には、『PR会社』『広告会社』『マーケティング会社』などの役割は、まだ世に知られていない製品やサービスなどをプロモーションすることですから、それらのプロセスの中で、結果としてクチコミにつながるケースは多々あるのですが、それには前提として商品やサービスの魅力がありきの話であって、情報発信の手法だけでクチコミを起こそうとすると、いかに情報をアウトプットするか、その方法や手段が重要となり、結果として不自然になってしまうのではないでしょうか。
『情報の提供』と『情報の押し売り』は大違いですが、どうも、情報の押し売りを連鎖することがクチコミのきっかけとなると勘違いしている人が多すぎるのではないか?と感じる機会が多くあるのが本音です。
それでは、私が行っているクチコミの仕組みはというと、それは、クチコミを作り出すために、情報発信の手法や手段を追及するのではなくて、『思わず人に話したくなる仕掛け』そのものを作ることを追求しています。
『思わず人に話したくなる仕掛け』という言葉の裏には、先にふれたような人の感情を動かす何かが必要なわけですから、その仕掛けを追求することは、結果として沢山の人が必要としている仕組みを構築するということにつながります。
その仕組みというのは、『商品やサービス自体のクオリティー』かもしれませんし、『その商品やサービスの付加価値』かもしれません。もしかすると、『商品やサービスの魅せ方』なのかもしれません。
その時々の時流(タイミング)や、対象となるものの性質によって、いろいろなパターンがあるのですが、結果的に共通しているのは、『顧客満足』や『社会貢献』につながる何かを作り上げる必要があるということです。
今日、こんなことがありました。
私がブランディングをお手伝いしているクライアント先での出来事なのですが、そのクライアントでは、あるキーワードに関連するホームページの運営者に対して、ダイレクトメールを流す準備をしています。
ダイレクトメールの内容はというと、そのクライアントの新しいサービスのご案内なのですが、もうすでに、そのサービス自体のクオリティーは、最大限に高められており、あとは魅力的なダイレクトメールを沢山のホームページ運営者に見てもらえば、相当数の人が興味を持つだろうという前提で準備を進めています。
今回は、すでに持っている顧客リストが対象ではなくて、インターネット上から選定した数千のホームページ運営者が対象になりますので、完全に新規顧客です。
現時点では、対象となるホームページのURLだけはリスト化されているのですが、実際に運営者にメールを出すには、ホームページの中からメールアドレスや問い合わせフォームを見つけ出さなければなりませんので、なかなか簡単な作業ではありません。
さて、前振りが長くなってしまいましたが、今日あったこととはこんなことです。
クライアント先のシステム担当の方によると、ホームページやブログのURLを登録しておけば、自動的にメールアドレスや問い合わせフォームを見つけ出して、運営者にメールを送るソフトがあるというのです。
その方が以前働いていた会社で、そのようなソフトを開発しているので、そのソフトを使ってみたら、ダイレクトメールの送付が簡単なのではないかということでした。
最近は便利なツールがあるのですね。
ソフトの存在自体には感心したのですが、今回の作業でそのソフトを利用するのは却下させていただきました。
クライアント先の担当のみなさんにとっては、大変な作業になりますが、一通一通手作業で送ることをお勧めしました。
理由はというと至極簡単なのですが、『今まで面識のない人』にこれからメールを出そうとしている時に、自動ソフトを使ってメールを送ると、それだけでメールを読んでいただける機会を逃してしまうということです。
もちろん、最近のソフトは良く出来ていますので、文面なども自然に近い形で送ることは出来ると思うのですが、相手は『ホームページ運営者』という点で、おそらく彼らはそのようなメールやお問い合わせを受け取る機会が多いことが予想されます。
言い換えれば、ダイレクトメールに慣れているということです。
私なども、毎日たくさんのメールをいただく機会が多いのですが、タイトルと最初の3行を読んだだけで、それが自動的に配信されたものなのか、個別に書かれた文章なのかを判断することが出来ます。
基本的に自動配信だと感じた場合、読む前から興味をなくしてしまうことが多いです。
もちろん、私自身も案件によっては、メール自動配信ソフトを使うこともあるのですが、その場合にも、文面の構成には十分に注意をして、読んだ方が興味を持ってもらえるように考慮させていただいております。それに加えて、100%自動に頼らずに、受け取る方一人一人に合わせて内容をカスタマイズしていますので、自動配信といっても、配信方法が自動なだけで、内容自体は個別に書いたのと近い内容になっています。
今回のケースでは、メールを送る相手は、完全に面識のない方で、ダイレクトメールにある程度なれている方なので、返信してもらう率を高めるためには、まずは自分に興味を持ってもらう必要があります。
多くの人が陥りがちなミスとして、良いサービスだから誰でも興味を持ってもらえるのではないかという勘違いがあります。
しかし、自分自身に興味を持っていない人に、それを伝えるのは容易なことではありません。
『相手は自分に興味がない』『相手は自分のことを信じない』ということを前提に文面なども考えていく必要があります。
そのような理由で、私がクライアントに提案したのは以下の内容を含めて短めにメールを出すということでした。
・ ホームページの内容で興味があった部分に触れる
・ もし運営者のプロフィールなどが載っていれば、そのプロフィールについて触れる
・ 今回提案したいテーマを少しだけ織り交ぜて自分のことをさらっと書く
今回は、文字数の関係上、あまり詳しく触れられませんが、実際にはそれぞれの文の文字数やメール文面の中での配置、接続詞とかキーワードなど、もっと複雑な要素を織り交ぜた上で綿密に文章を構成しています。
初めてのメールでは、なるべく売り込みはせず、まずは自分自身に興味を持ってもらえるようにしましょう。
自分に興味を持ってもらえたなら、相手は話を聞く体制が出来ていますので、そこから少しずつ信頼関係を築きながら、提案を織り交ぜていくことで反応は大きく違ってきます。
クチコミの話から、ダイレクトメールの話に発展してしまいましたが、私が伝えたかったことは『クチコミ』にしても『ダイレクトメール』にしても、人々が持つ『感情』が大きな影響力を持っているということです。
今回は『クチコミ』と『ダイレクトメール』について触れましたが、多くの場合の営業やセールス、プロモーションなどでも、『感情』というキーワードを意識することで、結果は大きく変わってきます。
『面接』をはじめ、初対面の人と会うときにも、相手の持つ印象=感情によって、自分の評価は大きく変わるのではないでしょうか。
もっと言ってしまえば、これは日常生活におけるあらゆるシーンで関わりがあるのではないでしょうか。
初対面が肝心という言葉がありますが、本当にそのとおりだと思います。
そのあたりの意識をちょっとだけ変えることで、いま以上に生活が楽しくなるとしたらどうでしょう?(笑)
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